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ColoringLife 生活に彩りを・・5月18日 第2回「食」   

ColoringLife カラーリングライフ第2回「食」
・・・毎日の食卓を楽しくする配色テクニック

ColoringLife 生活に彩りを・・5月18日 第2回「食」_d0070971_225925100.jpg今回は「食」をテーマにいろいろな配色とテーブルのイメージつくりを取り上げました。お料理と共にテーブルアレンジを作ったり、また配色を考える上で、基本的な色彩学にも挑戦して頂きました。参加された皆様いかがでしたでしょうか?






★色彩学については、もっとゆっくり丁寧にお伝えしたかったのですが、限られた時間の中で本当に駆け足で表面的な部分に触れた程度になってしまいましたので、難しく感じられたかもしれません。最後に復習編を設け補足説明(添付)しますので、興味のある方はどうぞテキストと一緒にご覧下さい。

(1) お料理アレンジ・・・ランチョンマット&お料理そして食器
どんな食事が浮かびますか?おもてなし料理でしょうか?ランチでしょうか?
お一人ずつ、一枚のランチョンマットにご自分の思うままの「お料理と食器のコーディネート」を色画用紙や折り紙、また足りなければ付け加えて描くことも構わないということで、アレンジして頂きました。
スパゲッティやサラダなど立体の演出をされる方もいらっしゃってとても臨場感がある楽しいものに出来上がりました。

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(2)「色彩学」(超入門編)・・・テキストTable Color Cordinate使用
・PCCSを使った三属性について(色相・明度・彩度)
・トーン図(色調)について・・・明清色調、中間色調、暗清色調
・配色
      ①色相による配色・・・同一色相配色、類似色相配色、対照色相配色、
                   補色色相配色
      ②トーンによる配色・・・同一トーン配色、類似トーン配色、対照トーン配色

      ③面積や配置によって色彩効果の演出する配色
                  ・・・アクセント、セパレーション、グラデーション
・対比・・・色相対比、明度対比、彩度対比
      (カラーカードをはって対比効果を確かめました)

・イメージ・・・テーブルコーディネーの代表的なイメージ
        ロマンティック、クラシック、ナチュラル、カジュアル、クール、モダンなど


(3)テーマに合わせたテーブルカラーコディネートの実践(ぬり絵)・・・テキストのイラスト使用

イメージをすぐに把握することは難しかったでしょう。
それでも皆さん、配色のことを念頭に色を選択されているようでした。
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皆様改めてご自分の作品はいかがでしょうか?

また来月6月は「衣」をテーマに、配色コーディネートを探ってみたいと思います。
ご自分の似合う色診断(簡単自己診断)も取り入れますので、ふるってご参加ください。お待ちしています。


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★「色彩学入門編」(復習)★

色の表し方・・・PCCS(日本色研配色体系)

私達はたくさんの色に囲まれて生活しています。
色味や明るさ、そして鮮やかさがある「有彩色」と、明るさのみをもつ「無彩色」、ご存知の通り大きく二つに分かれます。

さてそれではどんな色なのか?を指示する手段の一つとして、代表的な表色系の一つ「PCCS」を理解します。
「PCCS」は「顕色系」の一つで、つまり色をあるルールに基づいて記号や数字をつけて、ある色がどの位置にあるのかを表示するのです。
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まずは「色相環」・・上の左図(またはテキストP6)を見てください。

(1)皆さんが通常「色」と言っているのは「色相 しきそう」です。
「1番の紫みの赤」から始まって「24番の赤紫」で終わる「24色相」を一つの環に並べています。
「紫みの赤」の次に「赤」、赤の次に「黄みの赤」と一つずつ順を追って見ていくと、少しずつ色味が変化していくのが解かりますね。

少し詳しく言うと、心理4原色「赤・黄・緑・青」を基本にしてその間をすこしずづ変化させて24色相にしているのです。
尚、PCCSのカラーカードはビビッドトーンだけ24枚、他は12枚(偶数番号)のカラーカードがあります。

(2)では「明度 (めいど)」や「彩度 (さいど)」について説明しましょう。
上の右、「トーン図」を(またはテキストP7)を見てください。

一つの色相、たとえば「赤」でも非常に明るい赤もあれば、暗い赤もありますし、派手な赤があれば渋い赤もあるのですね。

★「明度」とは、その色の明るさや暗さを表したものです。一番暗い「黒」から一番明るい「白」まで、これを知覚的に等足度に9段階にしています。これが明度段階なのです。

★「彩度」とは、「色の鮮やかさ」の度合いのことです。その度合いによって派手に見えたり、地味に見えたりするのです。


⇒つまりこの明度と彩度が組み合わさって「トーン」=色の調子が表わされているのです。
そしてこの色の調子は、純色に白や黒、また灰がどれだけ混じってくるかによって変化します。(明清色調、中間色調、暗清色調)

たとえば「V ビビッド・・さえた、派手な」、「b ブライト・・・明るい、陽気な」、 「lt ライト・・・浅い、爽やかな」、「p ペール・・・薄い、優しい」、また逆に「dp ディープ・・・濃い、深い」、「dkダーク・・・暗い、大人っぽい」などなど、明度や彩度の変化によって、トーン(色調)が少しずつ変化し、それと同時に「色のイメージ」も変わってくるのです。

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さてここまで理解できましたでしょうか?
この「色相」「明度」「彩度」この三つについて確認してみてください。
(ちなみに、この三つを「色の三属性」と言います。)


講座では他にも配色等いろいろ盛りだくさんに進めましたが、今日のところはここまで補足説明させて頂きます。もっと興味がある方にはまた別途アップしていきたいと思います。
何か質問等がありましたら、この記事のコメント欄に書き込みされても結構ですし、メールをくださればお答えしたいと思います。

by cocoiro | 2007-05-19 01:04 | 色彩のアトリエ

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